天窓の雨漏りに、火災保険は使える? 対象になるケースとならないケース
天窓の雨漏り修理に火災保険が使えるかどうかは、原因しだいです。台風や大雪などの自然災害による破損は対象になることがあり、年数による劣化は対象外が一般的。確認のしかたと、気をつけたい業者の話を屋根職人がまとめました。
天窓の雨漏りでご相談をいただくと、「火災保険は使えますか」と聞かれることがよくあります。答えは、原因しだいです。ここでは、屋根工事の現場で見てきた一般的な考え方をまとめます。実際に保険が出るかどうかは、ご加入の保険の内容と、保険会社の判断で決まります。
01対象になることがあるケース
火災保険には、火事だけでなく、風災・雪災・ひょう災などの自然災害による損害を補償する内容が含まれていることが多いです。
- 台風や強風で、天窓の周りの板金がめくれた、飛ばされた
- 飛んできた物が当たって、天窓のガラスが割れた
- 大雪の重みで、天窓や周りの板金が変形した
- ひょうが当たって、天窓が破損した
こういった、ある日の災害で壊れたことがはっきりしている場合は、補償の対象になることがあります。
02対象にならないことが多いケース
- 年数がたって、パッキンが硬くなり、すき間から漏れてきた
- 周りの防水紙が寿命を迎えて漏れてきた
- 施工の不具合で、もともと漏れやすかった
天窓の雨漏りでいちばん多いのは、30年ほどたってパッキンや防水紙が傷む「経年劣化」です。経年劣化は、火災保険の対象外とされるのが一般的です。
03保険の相談をするときの流れ
- 被害に気づいたら、日付と状況をメモし、写真を撮る
- ご加入の保険会社か代理店に連絡して、対象になりそうか聞く
- 修理業者に現地を見てもらい、被害の写真と見積書を用意する
- 保険会社に書類を出し、必要なら鑑定の人が現地を確認する
天窓屋では、現地調査のときに撮った写真と見積書をお渡しできます。保険の申請に使うかどうかは、お客様ご自身と保険会社でご判断ください。
04「保険で無料で直せます」には注意
「火災保険を使えば、自己負担0円で屋根が直せます」と訪問してくる業者の話は、よく耳にします。経年劣化を災害と偽って申請するのは、保険会社との契約違反になることがあり、あとでトラブルになるのはお客様です。高い手数料を取られたり、保険が下りなくても解約できなかったりする例もあります。
保険が使えるかどうかは、保険会社が決めることです。工事業者が「絶対に出ます」と言い切れるものではありません。
05保険が使えなくても
経年劣化の天窓の雨漏りは、保険が使えないことが多いぶん、直し方と費用をよく比べて選ぶことが大切です。天窓屋では、交換・板金カバー・撤去の3つの方法から、ご予算に合う直し方をご提案します。費用の目安は、ベルックスの天窓、修理・交換・撤去はどれを選ぶ?をご覧ください。