天窓から雨漏り。
今すぐできる、応急処置。
天窓から水が落ちてきたら、あわてずに、まず下の3つをしてください。屋根には上がりません。家の中で、被害を広げないことだけを考えます。
まず、この3つ。
- 1水を受けるバケツとタオルで、床の被害を止める
水が落ちてくる真下にバケツや洗面器を置き、底にタオルを1枚入れます(水はねを防ぐため)。まわりの床にもタオルか新聞紙を敷いてください。
- 2濡らさない家財を動かし、電気の近くが濡れていないか見る
天窓の下の家具・家電・ふとんを動かします。照明やコンセントの近くが濡れていたら、乾いた手で、その場所のブレーカーを落としてください。
- 3記録する漏れているうちに、写真を撮る
天窓を下から見上げた写真、濡れている所のアップ、濡れた範囲が分かる引きの写真。雨がやむと乾いて、どこから漏れたか分からなくなります。
受付 8:00〜17:00(日・祝休み)。対応エリアの外の方も、応急処置の相談だけなら無料でお受けします。
01症状で見分ける
天窓の雨漏りは、水の出方で、原因と急ぎ具合の見当がつきます。ご自宅の天窓は、次のどれに近いですか。
枠(木枠)から、水が垂れている
天窓の木枠の角や下の辺から、水がポタポタ落ちてくる。いちばん多い症状です。
考えられる原因:ガラスまわりのパッキンの硬化、上から打たれたビスの穴、天窓のまわりの防水紙と板金の傷み。
ガラスの面を、水が走っている
ガラスの内側を水が筋になって流れる。ガラスにひびや割れがあるときは、近づかないでください。
考えられる原因:ガラスまわりのパッキンのすき間。ガラスのひび・割れ。冬の朝だけなら、結露のこともあります。
天井のクロスに、シミが出ている
水はまだ見えないが、天窓のまわりの天井や木枠に、茶色い輪のようなシミがある。
考えられる原因:すでに何度か、少しずつ水が回っているサインです。垂れてくる前に直せば、天井の補修が小さく済みます。
窓のまわりに、水滴がたくさん付く
ガラスの内側全体に細かい水滴が付く。晴れた冬の朝に濡れている。
考えられる原因:雨漏りではなく、結露の可能性が高いです。ただ、結露と雨漏りが両方起きていることもあります。
どれに近いか分からなくても大丈夫です。濡れている所の写真を撮っておけば、あとから見立てができます。
いつ漏れるかでも、見当がつく
| 漏れるとき | 考えられること |
|---|---|
| 大雨の日だけ、横なぐりの雨のときだけ | ガラスまわりのパッキンが硬くなって、すき間ができている |
| 台風や強い風のときだけ | 風で雨が吹き上げられて、ふだん水が回らない所から入っている |
| 春先、雪どけの時期だけ | 屋根の雪がとけた水が、天窓のまわりにたまって入っている |
| 雨のたびに、毎回 | 水の入り口がはっきりできている。早めの相談を |
| 晴れた冬の朝 | 雨漏りではなく、結露の可能性が高い |
「いつ、どんな雨で漏れたか」は、修理を頼むときに、いちばん役に立つ情報のひとつです。台風のときだけ漏れる天窓については、台風のときだけ天窓から漏れるに、雪どけの時期の雨漏りは、雪国の天窓は、春先に漏れるに書いています。
02どれに当たるか、たどってみる
上から順に、「はい」「いいえ」でたどってください。
- はい雨漏りの可能性が高いです。次へ進んでください。
- いいえ(晴れた冬の朝に濡れる)結露の可能性が高いです。毎朝拭き取り、換気をして、結露の対策を試してください。
- はいバケツで受けて、次へ進んでください。
- いいえ(シミだけ)少しずつ水が回っています。シミの写真を撮って、早めに相談してください。
- はい乾いた手で、その場所のブレーカーを落としてください。分電盤が濡れているときは、さわらずに電気工事店か電力会社へ。
- いいえ家財を動かして、漏れている所の写真を撮ってください。
- はい天窓の下に近づかず、下に物を置かないでください。すぐに連絡を。
- いいえ応急処置をして、写真を送ってください。雨がやんでも、原因は残っています。
結露と雨漏りは、両方起きていることもあります。見分けがつかないときは、晴れた日と雨の日に、同じ場所の写真を撮って比べてください。
03道具別の、応急処置の手順
家にある物でできることを、道具ごとにまとめます。どれも、家の中でやることです。
バケツとタオル
- 水が落ちる真下に、バケツか洗面器を置く。底にタオルを1枚入れると、水はねと音がおさえられます
- まわりの床に、タオルや新聞紙、あればビニールシートを敷く
- 天窓の木枠についた水は、乾いたタオルでこまめに拭く。濡れたままにすると、木枠が黒ずみます
- 天井のクロスが水でふくらんでいたら、無理に破らない。下に受け皿を置いて、そのままにします
- バケツは、寝る前と出かける前に空にする。一晩であふれることがあります
ブルーシート・ビニールシート
シートは、屋根に掛けるためではなく、家の中で床と家財を守るために使います。
- 天窓の下の床に広げて、その上にバケツを置く
- 動かせない家具や家電には、上からかぶせる
- ふとんやカーペットは、濡れる前に別の部屋へ動かす
屋根にシートを掛ければ雨は止まりそうに思えますが、自分で屋根に上がるのはやめてください。2階の窓やベランダから手が届く屋根でも、身を乗り出すのは危険です。屋根の上でシートを掛ける養生は、職人に任せてください。
防水テープ
防水テープは、すき間をふさぐためではなく、水をバケツへ導くために使います。
- 大きめのビニール袋を切り開いて、1枚のシートにする
- 水が落ちてくる所のまわりで、濡れていない面を乾いたタオルで拭く
- ビニールの上の辺を、テープで天井や壁に貼る。水がビニールをつたって、下のバケツに落ちるように、斜めに垂らす
- ビニールの下の端を、バケツの中に入れる
気をつけることは3つです。濡れた面にはテープが付きません。天井のクロスに貼ると、はがすときにクロスが傷むことがあります。そして、天窓の枠のまわりを、テープでぐるりとふさがないでください。水が見えなくなるだけで、枠の中や天井裏にたまっていきます。
電気の近くが濡れたとき
雨漏りで配線や器具が濡れると、漏電することがあります。
- 濡れた手で、スイッチ・コンセント・分電盤にさわらない。手が濡れていたら、まずタオルで拭く
- 照明やコンセントの近くが濡れていたら、分電盤で、その場所のブレーカーを落とす
- 濡れた家電は、コンセントから抜いて、使わない
- 分電盤そのものが濡れている、焦げたにおいがする、ブレーカーが何度も落ちる。こういうときは、さわらずに、電気工事店か電力会社に連絡する
電動の天窓は、雨の日に開け閉めしないでください。電動の天窓が動かないときは、電動の天窓が開かない・閉まらないときに、まず確かめることをご覧ください。
応急処置をしたら
漏れているうちに、写真を送ってください。
天窓を見上げた写真、濡れている所のアップ、建物の全景。1枚だけでも大丈夫です。その日のうちに、見立てと概算をお返事します。対応エリアの外の方も、応急処置の相談は無料です。
04やってはいけないこと
あわてているときほど、やってしまいがちなことです。どれも、あとで直すのが大変になるか、けがにつながります。
自分で屋根に上がる
濡れた屋根は、職人でも慎重になるほど滑ります。天窓のまわりは足場が悪く、ガラスの上に乗ると割れることもあります。消費者庁によると、脚立・はしごからの転落事故は437件、そのうち死亡が8件。大半が、庭木の剪定や屋根の修理など、住宅まわりの作業中でした。雨の日はもちろん、晴れた日でも上がらないでください。
天窓のまわりを、コーキングで埋める
天窓のまわりの板金は、入った水を外へ流すための通り道です。そこをコーキングでぐるりと埋めると、水の逃げ場がなくなり、かえって別のところから漏れます。水の入り口と、室内に出てくる場所がちがうことも多く、あてずっぽうで塗っても当たりません。あとで直すときに、固まったコーキングをはがす手間も増えます。
室内側から、テープやビニールでふさぐ
天窓の内側をふさぐと、水が見えなくなるだけで、枠の中や天井裏に水がたまっていきます。濡れている場所も分からなくなります。ビニールやテープは、ふさぐためではなく、水をバケツへ導くために使ってください。
雨の日に、電動の天窓を開け閉めする
モーターや配線に水が回っていると、故障の原因になります。開いたまま閉まらないときも、手でこじらないでください。
自分で天窓を交換する
天窓の交換は、屋根材を切って開け、防水シートと水切りの板金を納め直す工事です。天窓だけ入れ替えても、まわりの防水ができていなければ、雨は止まりません。高所の作業でもあります。
原因を見ないまま、「とりあえず」ふさいでもらう
どこから水が入っているかを確かめずに、上からふさぐだけの工事は、原因を隠してしまいます。屋根に上がって、写真で原因を見せてもらってから、直し方を決めてください。
コーキングについては、天窓の雨漏りはコーキングで直せる?にくわしく書いています。
05修理を頼むときに、伝えると早いこと
次のことが分かると、電話やLINEでの見立てが早く、正確になります。全部そろわなくて大丈夫です。分かるものだけ伝えてください。
- 家を建てた年、天窓を付けた年 … だいたいで大丈夫です。25年を過ぎているかどうかが、ひとつの目安になります
- 天窓のメーカーと型番 … 枠の内側のラベル(銘板)に書いてあります。見つからなければ、なくてかまいません
- 開け閉めのタイプ … 開かない(フィックス)、手で開ける、電動で開く
- 屋根材 … 金属(板金)、スレート(コロニアル)、瓦。分からなければ、建物の全景の写真で見分けます
- 症状の写真と動画 … 天窓を見上げた写真、濡れている所のアップ、濡れた範囲が分かる写真
- いつ、どんな雨で漏れたか … 大雨の日だけ、横なぐりの雨のときだけ、雪どけの時期だけ、など
- お住まいの市区町村
天窓の種類の見分け方は、うちの天窓はどのベルックス?にまとめています。台風や大雪のあとに漏れた場合は、日付もメモしておくと、火災保険の相談をするときの記録になります。
06業者選びで、気をつけたいこと
雨漏りしているときは、早く直したい気持ちにつけこまれやすいときでもあります。国民生活センターによると、屋根工事の「点検商法」の相談は増えていて、2022年度は2018年度の約3倍。契約した人の8割超が、60歳以上でした。
- 突然訪ねてきた業者を、その場で屋根に上がらせない … 「近くで工事をしていたら、お宅の屋根が気になって」は、よくある入り口です
- その日に契約しない … 「今日決めれば安くする」「今すぐ契約しないと保証できない」と急がせる話は、いったん持ち帰ってください
- 「保険で無料になります」をうのみにしない … 保険が使えるかどうかは、保険会社が決めることです
- 金額が、ほかとかけ離れていないか … 高すぎる見積りだけでなく、安すぎる見積りにも理由があります。何が含まれているかを書面で確かめてください
- 住所・電話番号・施工事例が確かめられるか … 会社の場所と、実際の工事の写真を出しているか
- 原因を、写真で見せてくれるか … 「たぶんここです」ではなく、屋根の上の写真で説明してくれるか
困ったときは、消費者ホットライン(局番なしの188)に相談できます。頼む前に確かめたいことは、天窓の雨漏り修理、どこに頼む?と、見積書の見方にもまとめています。
07天窓屋にできること
天窓屋は、屋根工事店・瀧澤屋根工業が運営する、天窓だけの専門店です。
- 天窓だけを扱っている … 天窓の交換・雨漏り修理・撤去を専門にしています。天窓の修理は、これまでに50件以上
- 写真3枚で、その日のうちに概算 … 室内から見上げた天窓、建物の全景、天窓のアップ。LINEで送っていただければ、見立てと概算をお返事します
- 屋根職人が、自分で施工する … 下請けに出しません。最初にお話しした職人が、屋根に上がって調べ、見積りを書き、工事をします
- 10年の防水保証 … すべての工事に付きます
- 板金は、自社の工場で加工 … 天窓のまわりの水切りを、屋根に合わせて一つずつつくります。板金屋根の工事には、SGL UNITEを使っています
直し方は、交換・板金カバーでの修理・撤去の3つから選べます。25年を過ぎた天窓は、交換をおすすめしています。料金の目安は、天窓交換の料金表と、下の各地域のページをご覧ください。
対応エリア
対応エリアの外の方も、応急処置の相談だけなら、無料でお受けします。 天窓の写真をLINEで送ってください。
08よくある質問
雨がやんだら、漏れも止まりました。そのままで大丈夫ですか?
止まったように見えても、直ってはいません。次の雨でまた漏れます。そのあいだにも、天井の板や断熱材は少しずつ傷んでいきます。漏れているうちに撮った写真を持って、早めに相談してください。
夜や休日に漏れてきたら、どうすればいいですか?
まず、このページの3つ(水を受ける・濡らさない・記録する)をしてください。そのうえで、写真をLINEで送っておいていただければ、受付の時間(8:00〜17:00、日・祝休み)になってから、見立てをお返事します。
応急処置で、どのくらいもちますか?
応急処置は、直すものではなく、家の中の被害を広げないためのものです。水の入り口はそのままなので、雨のたびに漏れます。応急処置をしたら、できるだけ早く、原因を見てもらってください。
火災保険は使えますか?
台風や強風、大雪、飛んできた物など、災害で壊れたことがはっきりしている場合は、対象になることがあります。年数がたって傷んだ(経年劣化の)雨漏りは、対象外とされるのが一般的です。使えるかどうかは保険会社が決めることなので、まず写真と日付を残して、ご加入の保険会社に聞いてください。
対応エリアの外ですが、相談できますか?
はい。応急処置の相談だけなら、対応エリアの外の方も無料でお受けします。天窓の写真をLINEで送ってください。工事にうかがえるのは、下の対応エリアです。
09出典と、このページについて
このページは、天窓屋(運営:瀧澤屋根工業)の屋根職人が、現場で見てきたことをもとにまとめたものです。電気と高所の安全については、次の公的な情報で確かめました(2026年10月)。
- 東京電力パワーグリッド「人命に関わる漏電が起こる7つの原因」(雨漏りによる漏電、ぬれた手でさわらないこと)
- 消費者庁「脚立・はしごからの転落に注意!」(2014年12月。転落事故の件数)
- 国民生活センター「屋根工事の点検商法のトラブルが増えています」(2023年10月)
- 国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」
応急処置は、家の中の被害を広げないためのものです。けがや感電のおそれがあるときは、無理をせず、その場を離れてください。
いま、天窓から漏れている方へ
写真3枚で、その日のうちに見立てをお返事します。
受付 8:00〜17:00(日・祝休み)。LINEは、写真を送っておいていただければ、受付の時間になってからお返事します。メールは works@tenmadoya.com へ。対応エリアの外の方も、応急処置の相談だけなら無料でお受けします。