冬の対策文・瀧澤 豊(屋根職人)

冬、天窓の下だけ寒い。冷気が降りてくる理由と、できる対策

冬になると天窓の下だけ寒い、頭の上から冷たい空気が降りてくる。その原因は、すきま風ではなく冷えたガラスかもしれません。見分け方、家でできる対策、交換を考える目安を屋根職人がまとめました。

「天窓の下のソファだけ、冬は寒くて座っていられない」というご相談を、毎年いただきます。寒さの原因は、天窓のすきまとは限りません。まずは、どちらなのかを見分けるところから始めましょう。

01冷気が降りてくる理由

冬の天窓のガラスは、外の冷たさでよく冷えます。ガラスに触れた室内の空気が冷やされて重くなり、下へ降りてきます。これが、頭の上から冷たい空気が降りてくる感じの正体です。天窓は部屋の高い所にあるので、降りてくる距離が長く、足もとまで冷たく感じることがあります。

古い天窓は、今のものよりガラスの断熱の力が低いことが多く、ガラスがより冷えやすくなります。(結露との関係は、天窓の結露、雨漏りとどう違う?に書いています)

02すきま風か、冷えたガラスか

  • 湯気の立つカップや、線香の煙を、天窓の枠のまわりに近づけます。
  • 煙や湯気が横へ流れる、揺れるときは、すきまから空気が出入りしている可能性があります。
  • あまり揺れないときは、冷えたガラスから冷気が降りている可能性が高いです。

すきま風の場合は、枠やパッキンの傷みが原因のことがあり、雨漏りにつながる前に見ておきたい状態です。天窓のメンテナンスも参考にしてください。

03家でできる対策

  • 厚手のカーテンやシェードをつける … 天窓の内側に付けられる、天窓用のシェードやスクリーンがあります。付けられるかどうかは、天窓の型で変わります。
  • 窓まわりの気流を変える … 天窓の下に、ずっと座る場所を置かない。
  • 結露もあわせて対策する … 冷えるガラスは結露も起こしやすくなります。

ただし、これらは寒さをやわらげる方法で、ガラスそのものが変わるわけではありません。

04交換を考える目安

次のどれかに当てはまるなら、交換をおすすめします。

  • 設置から25年を過ぎている
  • 対策をしても、毎年寒さや結露が気になる
  • ガラスのあいだがくもって、拭いても取れない
  • 枠のまわりにすきまやパッキンの傷みがある

今の天窓は、古いものより断熱性能が上がっています。交換のときに、暑さや寒さに合うガラスの天窓を選べます。くわしい料金は天窓の交換の料金表にあります。

05まずは写真を送ってください

どのくらい傷んでいるかは、写真があれば、おおよそ見当がつきます。撮り方は概算をお返しするために送ってほしい3枚にまとめています。寒くなる前の今のうちに、ご相談ください。

無料の見積り

写真3枚で、その日のうちに概算をお返事します。

室内のシミ・建物の全景・天窓のアップ。1枚だけでも大丈夫です。出張費・現地調査・お見積りは0円。

More columns

ほかのコラム

ベルックス

築28年のベルックスの天窓を、ばらしてみた。木枠はここまで腐っていました(GGL304・780×975)

工事で取り外した、築約28年のベルックスの開閉式の天窓(GGL304・780×975)をばらしてみました。屋根の上からも部屋の中からも見えない木枠が、黒く腐ってぼろぼろになっていました。写真3枚で中身をお見せし、なぜ腐るのか、パッキンやコーキングで直らない理由を屋根職人がまとめました。

Read more →
屋根リフォーム

コロニアル屋根の天窓、アスベストは大丈夫? 製造年で分かる「入っている・いない」と、天窓工事で気をつけること

コロニアル(スレート)屋根は、2001年を境にアスベストを含まない製品に切り替わりました。メーカー(ケイミュー)の公式資料をもとに、商品ごとの製造時期と含有率、ふだん心配いらない理由、天窓の交換・修理・撤去で屋根材を外すときに気をつけることを、表にまとめました。

Read more →
ベルックス

ベルックスの天窓、何もしていないのに内側のガラスにひび。1997〜2002年製造の一部は、無償でガラス交換の対象です

何もぶつけていないのに、ベルックスの天窓の内側のガラスにひびが入った。1997年〜2002年に製造されたルーフウインドウ(GGL3059)の一部は、日本ベルックスが無償点検・無償のガラス交換を案内しています。対象の見分け方と、問い合わせ先を屋根職人がまとめました。

Read more →