ベルックスの天窓、何もしていないのに内側のガラスにひび。1997〜2002年製造の一部は、無償でガラス交換の対象です
何もぶつけていないのに、ベルックスの天窓の内側のガラスにひびが入った。1997年〜2002年に製造されたルーフウインドウ(GGL3059)の一部は、日本ベルックスが無償点検・無償のガラス交換を案内しています。対象の見分け方と、問い合わせ先を屋根職人がまとめました。
「何もぶつけていないのに、天窓のガラスにひびが入っていた」。ベルックスの天窓をお使いの方から、ときどきこんなご相談をいただきます。
じつは、ベルックスの一部の製品には、製造された時期によって、内側のガラスにひびが入ることがあるとわかっているものがあります。日本ベルックスは、この製品について無償で点検し、不良のガラスは無償で交換すると、ホームページで案内しています。
この記事では、どの製品が対象なのか、ご自宅の天窓が当てはまるかの見分け方、どこに連絡すればよいかを、日本ベルックスのホームページの内容をもとにまとめました。
01ベルックスが案内している内容
日本ベルックスのホームページの「お詫びとお願い - ガラスの破損」というページに、次のように書かれています(2003年6月18日付。2026年10月19日に、今も載っていることを確認しました)。
- 1997年から2002年に製造された天窓・ルーフウインドウの一部で、2枚のガラスのあいだのガス(アルゴン)が抜け、内側のガラスにひびが入ることがわかった
- 場合によっては、ひびの入ったガラスの一部が落ちてくるおそれもある
- 不良のガラスは一部だが、どの窓に使われたかが特定できないため、その時期に作られた製品すべてを対象に、無償で点検する
- 不良品は、無償でガラスを交換する
ぶつけた覚えもないのに、ある日ひびに気づいた。そういう場合は、この製品に当てはまっていないかを、まず確かめてみてください。
02対象になる製品
対象は、ベルックスのルーフウインドウ「GGL」のうち、品番に「3059」が付くものです。ガラスがはまった窓が、真ん中を軸にくるっと回って開くタイプの天窓です。
| 品番 | 外枠の大きさ(横×縦) | 製造期間 |
|---|---|---|
| GGL101-3059(N・P) | 550×700mm | 1997年11月〜2002年4月 |
| GGL104-3059(N・P) | 550×980mm | 1997年11月〜2002年4月 |
| GGL325-3059(N・P) | 780×550mm | 2000年1月〜2002年4月 |
- 販売された期間は、GGL101・GGL104 が1998年1月〜2002年12月、GGL325 が2000年1月〜2002年12月です。
- 網入りガラスと合わせガラスは、対象外です。透明な複層ガラス(2枚のガラスのあいだに空気の層があるもの)が対象です。
- 窓を開け閉めするのは、上のほうに付いたアルミのシルバー色の開閉レバーです。手が届かない高さの窓は、棒(開閉操作ロッド)か、壁のスイッチで動かします。
いま多く使われている、開かない「フィックス」の天窓(FS など)や、開閉式の「VS」は、この案内の対象ではありません。
03ご自宅の天窓が当てはまるかの見分け方
1. 品番と製造番号のラベルを見る
窓を回して開けると、枠にVELUXのロゴと番号が書かれたラベルがあります。左側が品番、右側が製造番号です。対象になる番号は次のとおりです。
| 品番 | 対象になる製造番号 |
|---|---|
| GGL101 3059・GGL104 3059 | AF 11V 〜 AM 04V のすべて |
| GGL325 3059 | AI 01V〜AI 12V、AK 01V〜AK 12V、AM 01V〜AM 04V |
2. ラベルが見られないときは、大きさで目安をつける
ラベルが読めないときは、外枠の大きさ(上の表)と、ガラスの見えている部分の大きさが目安になります。ガラスの内側の寸法は、ベルックスの案内では次のとおりです。
- GGL101 … 横386mm × 縦483mm
- GGL104 … 横386mm × 縦763mm
- GGL325 … 横602mm × 縦302mm
3. 高いところの窓は、無理に見に行かない
天窓は、吹き抜けや階段の上など、高いところにあることが多いです。ベルックスも「確認が高所で危険を伴う場合はお避けください」と書いています。脚立に乗って身を乗り出したり、屋根に上がったりはしないでください。下から写真を撮っていただければ、こちらで見当をつけます。
04ひびを見つけたら、まずやること
- 天窓の真下には立たない。ひびの入ったガラスの一部が落ちてくるおそれがあります。家具や家電は動かしてください
- 床にシートやタオルを敷いておく
- ひびの様子を、下から写真に撮っておく
- 窓の開け閉めは、なるべくしない
ガラスが割れて雨が入ってきているときは、天窓から雨漏りしたときの応急処置も見てください。
05どこに連絡すればいい?
日本ベルックスのホームページのこの案内のページには、「ガラスに関するトラブルのお問い合わせ」の窓口が付いています。
なお、日本ベルックスは、修理のご依頼は、家を建てた工務店やハウスメーカー、そこがもう無いときは近くの工務店やリフォーム店を通すように案内しています。どこに頼めばいいかわからないときは、天窓屋にご相談ください。ラベルの番号や写真を見て、対象になりそうかを一緒に確かめます。
06この案内に当てはまらない「ひび」もあります
何もしていないのに割れた、という場合でも、すべてがこの案内の対象になるわけではありません。
- 熱割れ … ガラスの一部だけが日なたで熱くなり、日かげの部分との温度差で割れるものです。ひびが1本だけスッと入っていることが多いです
- 物が当たった … 台風で飛んできた枝や、屋根からの落雪、ひょう。当たった点から、クモの巣のようにひびが広がります
ベルックスのふだんの製品保証では、ガラスの熱割れや、突然のガラスの破損は保証の対象外と書かれています。ですから、無償で交換してもらえるのは、上の品番と製造期間に当てはまるものだけと考えてください。
割れ方の見分け方や、直し方の選び方は、天窓のガラスが割れた、ひびが入った。ガラス交換か、天窓ごと交換かにまとめています。
07ガラスを替えたあとのことも、考えておく
対象の製品は、いちばん新しいものでも2002年の製造です。もう25年近く、古いものは25年をこえて使われています。
ガラスを無償で替えてもらえるのは、とてもありがたいことです。ただ、ガラスのまわりのパッキンや、屋根との取り合いの板金は、古いままです。25年をすぎた天窓は、パッキンがかたくなって、まわりから雨漏りしはじめることがあります。くわしくはベルックスの天窓が25年で漏れる理由に書いています。
ガラスのことで点検をするこの機会に、天窓まわりの状態も一緒に見ておくと安心です。そのうえで、ガラスだけで済ませるか、この先の25年を考えて天窓ごと交換するかを決めていただければと思います。
08写真を送ってください
天窓の全体と、ひびのところ、読めればラベルの写真をLINEで送ってください。対象になりそうかどうかと、まわりの傷み具合を見て、お返事します。宮城・福島・山形・秋田・青森は、出張費・現地調査・お見積りが0円です。