中古住宅に天窓がついていたら。買う前・買ったあとに見ておきたいこと
中古住宅に天窓がついていたら、まず建ててから何年たっているかを確かめます。25年を過ぎていれば、交換を考える時期です。内覧のときに室内から見るところ、売主に聞いておきたいこと、費用の見込み方を屋根職人がまとめました。
中古住宅を見に行ったら、リビングや階段の上に天窓がついていた。明るくていいけれど、雨漏りしないか心配、という声をよく聞きます。天窓は、年数と状態が分かっていれば、こわがるものではありません。買う前と買ったあとに見ておきたいことをまとめました。
01まず、建ててから何年たっているか
天窓は、家を建てたときにつけて、そのまま一度も替えていないことがほとんどです。つまり、家の築年数が、そのまま天窓の年数だと考えてください。
天窓は、設置から25年が交換を考える目安です。雨を止めているパッキンや、まわりの防水シートが、そのころに寿命を迎えるからです。
- 築25年より新しい:状態を見て、問題がなければそのまま使えます
- 築25年を過ぎている:いま漏れていなくても、交換の費用を見込んでおくと安心です
寿命の考え方は、天窓の寿命は何年? 交換を考えたい5つのサインにまとめています。
02内覧のとき、室内から見るところ
屋根に上がらなくても、室内から分かることがあります。天窓の下に立って、見上げてみてください。
- 木枠の角や、まわりの天井に、茶色いシミや輪じみがないか
- 木枠が黒ずんでいたり、塗装がはがれていたりしないか
- 天窓のまわりだけ、クロスが新しく張り替えられていないか
- ガラスの内側がくもっていて、拭いても取れない状態ではないか
- 開閉式なら、開け閉めができるか、きちんと閉まるか
天窓のまわりだけクロスが新しいときは、過去に雨漏りして、室内だけ直した可能性があります。屋根の上も直したのかどうかを、確かめておきたいところです。
スマホで写真を撮っておくと、あとで見比べたり、業者に相談したりするときに役立ちます。
03売主や不動産会社に聞いておきたいこと
- 天窓から雨漏りしたことがあるか
- 天窓の修理や交換をしたことがあるか。したなら、いつ、どんな工事か
- 屋根の塗装やリフォームをしたとき、天窓はどうしたか
- 電動の天窓なら、リモコンやスイッチがあるか、動くか
「雨漏りしたのでコーキングを塗った」という答えのときは、注意が必要です。コーキングは数年でまた切れることが多く、根本的には直っていません。くわしくは、天窓の雨漏りはコーキングで直せる?をご覧ください。
04費用は、買う前に見込んでおく
25年を過ぎた天窓がついている家なら、天窓の工事の費用を、はじめから予算に入れておくのがおすすめです。あとで急に出ていくお金より、先に分かっているお金のほうが、計画が立てやすいからです。
| 直し方 | 費用の目安 | 向いている方 |
|---|---|---|
| 天窓の交換 | 1基44万円〜 | 明るさを残して、長く安心して住みたい |
| 板金カバー | 13万円〜 | 費用をおさえて雨漏りを止めたい |
| 撤去してふさぐ | 27万円〜 | 天窓はもう要らない |
長く住む家なら、天窓ごと新しくする交換をおすすめしています。天窓とまわりの防水をまとめて新しくするので、次の25年を安心して過ごせます。3つの方法のちがいは、ベルックスの天窓、修理・交換・撤去はどれを選ぶ?にまとめました。
05リフォームするなら、屋根と天窓は一緒に
中古住宅を買うと、入居の前に屋根の塗装やカバー工法をする方が多くいます。そのときは、天窓も一緒に考えてください。屋根だけ新しくして古い天窓を残すと、数年後に天窓から漏れて、新しい屋根をまためくることになります。
足場を組むなら、同じ足場で天窓の工事もできるので、別々に頼むより無駄がありません。考え方は、屋根のリフォームのとき、天窓はどうする?に書いています。
06写真だけでも、見立てをお返しします
買う前でも、買ったあとでも、天窓の写真をLINEで送っていただければ、状態の見立てと概算をお返しします。室内から見上げた写真と、外から天窓が見える写真があれば十分です。宮城・福島・山形・秋田・青森は、出張費・現地調査・お見積りが0円です。